今の時代どのサービス、商品を売るのが難しくなっています。背景としては、便利な世の中になっているのが一つの要因ではないかと思います。
例えば、インターネットの発達により、人件費を最小限までに抑えることができるようになり、その分サービス、商品の価格を下げることができるようになったり。
日常品を買うのにネットショップを利用し、休みの日はインターネット動画を見て、たまの遠出にはカーシェアリングを利用してなど日常的に多くの場面でインターネットが介在しています。
上記の場面で打撃を受けるのが、スーパー、薬局、DVDレンタル・販売、映画業界、車業界などがあります。このようにありとあらゆる業種でインターネットの影響を受け、困っている様々業界の方々がいると思います。
ただ、インターネットの発達は消費者・ユーザーにとっては便利な日常を送っていく上ですごく良いことであり、歓迎されるべきものであり、本来ビジネスをされいる多くの方はインターネットを活用することにより恩恵を受けることができるはずなのです。
昔は怪しいものだなんて言われていたものが一般に世に出てきてから20年が経ち、世界中の多くの方々が利用しているのが現状です。
その状況でもまだ、インターネットを活用しきれずにどうしたものかと悩まれている会社も多いと思います。
そこで今回は士業を例に過去、現在、未来といった時間軸で士業の方々は今後どのような取り組みをしていくべきなのか簡単に考えてみました。
インターネットが発達する前は物理的な距離の制約があったため、住んでいる地域の専門家に足を運んで相談するのが中心だったと思います。その後、インターネットの発達により物理的な距離の制約がなくなり、”家の近くの専門家”から”信頼できる専門家”を自ら選択できる時代になりました。
インターネットの活用が当たり前の現代、情報量がとてつもなく多くなったり、口コミの信頼性が低かったりで、自ら探すのが大変になってきました。そこであなたに最適な専門家を紹介しますよーといった専門家を紹介するサービス(プラットフォーム)が出てきました。
士業側の声:これまで人が集まる場所に事務所を構えたり、インターネット広告を打てば安泰だったのにやばいぞ・・こうなったらこういったプラットフォームに乗らざる負えないのかな・・
プラットフォームの具体例としては弁護士ドットコムなどがあります。このようなプラットフォームは様々な見方の一つとして、士業サイドの立場で考えた場合、小さな価格競争の市場と捉えることができます。
インターネットサービスによって支配され、価格競争になりつつある業界の一つでもある士業業界。さて未来はどうなっていくのでしょうか。
私は地域の他業種とのコラボに鍵があると思っています。これまでのように直線的なクライアント営業やプラットフォームのwebサービスに乗っかることで、価格競争により疲労するのではなく、新たな自分たちが主体となった取り組みをすべきだと考えています。本来やるべきことは個々のサービスのさらなる価値創造です。あなたのサービスは他の事務所と何が違うのか?と聞かれ明確な回答をできる方は多くはないと思います。
地域の他業種とのコラボとご自身のサービスの価値創造を磨くことが士業の生きる道の一つだと思っています。
参考までに簡単な図を載せておきます。
私たちは 多摩地域コラボ企画というサービスをやっております。
多摩地域の様々な業種・職種で活躍されている方々のアイデア・技術をコラボさせ新しい商品、サービスをつくっていく企画です。
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。