リクルートが家事代行サービスのカジアルの撤退を発表しましたね。
家事代行サービス『casial.(カジアル)』サービス終了のお知らせ
ちなみにサービスローンチは2016年4月でした。約1年のサービス提供期間ですね。
https://www.r-staffing.co.jp/sol/contents/corporate/pr/2016/032401.html
撤退理由には色々予測が立てられるのですが、私の印象としては、この家事代行サービス自体、他の会社も苦戦しているように思います。
海外では当たり前のようにベビーシッターや家政婦の方にお願いする文化があるのですが、日本ではまだまだ知らない人を家に入れるのに抵抗がある人が多いのが現状でしょう。
ただ、最近流行りのaribnbも当初はアメリカでこんなサービスが流行らないと言われ続け、今では大きなユーザー数を抱えており、会社価値もものすごいことになっています。
なので、一概に大手が撤退したからといってこの業界自体が上手くいかないというわけではないと思います。
家事代行サービスは、むしろこれから伸びてくるだろうと思っています。
ではリクルートはなぜ撤退したのだろうか。
完全に独自の見解ですが、単純に時間軸の問題で、リクルートは上場企業であり、多くのステークホルダーを抱えており、投資に対して早期に回収する必要があったのだが、早期(3年以内?)には難しいと判断したのだろうと勝手に予測しています。
先ほど挙げたように他のベンチャー企業は未だにサービスの継続はしているので、市場自体は悪くはないのだろうと。
大手企業はある程度早い段階で投資回収、市場シェアが必要であり、例え、年に数千万の利益をあげることができたとしても、投資対効果が良くないと判断したら、撤退することもあるでしょう。
これとは反対にベンチャー企業は比較的腰を据える動くことができる状況なため、こういったケースは優位に働くこともあるでしょう。
あとは何より儲かるから試しにサービスを立ち上げようと考えるのではなく、本気で情熱を込めてサービスを展開してる会社が結局のところ上手くいくのではないだろうか。