先日モノを消費する時代から体験する時代という記事モノから体験へという記事を書きましたが、今回はこちらに関連する内容です。
モノを消費するから体験へと徐々に変化していくだろうと思っているのですが、現在において大量生産大量消費時代が終わりつつあり、モノを消費するにおいて、その消費する理由が必要になってきているのではないかと考えています。
先日、高級茶ボトリングを販売している会社で働いている方とお会いしたのですが、お茶がなんと一番安くて3000円するのです。高いものだと60万円もするのもあるそうです。
一般的には3000円のお茶って高いなという印象だと思うのですが、これは一般的の消費といった枠組みで考えた場合になるのではないかと思います。
単純に自分で飲むため購入する消費ではなく、誰かのためにプレゼント、一緒にどんな味がするのかとワクワク感を共有するといった視点で考えれば、値段だけを見て高いなと考えないのではないでしょうか。
こんなお茶があるんだよ!とサプライズを提供し、一緒にワクワク感を体験する。一種のアミューズメント。これを3000円で味わえると思えばさほど高くないような感じもします。
多くの商品がコモディティ化している中で、圧倒的に質にこだわり抜いた本当に良い商品は、プレミアムな価格でも消費者から受け入れやすいと思います。
自分のために消費するのであれば、安ければ何でも良いと考える人もいるかもしれませんが、誰かのためにプレゼントする場合はそういうわけではないでしょう。
飲食店でも同じだと思います。
友達の誕生日、大事なイベントでご飯を食べに行く際、こだわりをもった食材、店内、おもてなしなどを提供してくれる飲食店へ行きたいと思うと思います。
これは特別な日に限らず、日常でもそうなりつつあるのではないかと思います。
ある部分にトコトンこだわりをもつことだと思います。モノが溢れている現代では、オリジナリティがある料理を提供することが相対的に価値が上がっています。価格勝負でお客さんにお店のアピールをするのではなく、お店のこだわり抜いた部分をストーリーとしてアピールしていくことが大事です。おそらく全ての飲食店に何かここは特にこだわっているといったことがあるかと思います。そこを上手くアピールしていくことがコモディティから抜け出すきっかけになると思います。
今度イベントでこのお茶出してみようと思っています。
集客にお困りの飲食店の方、お気軽にご連絡ください。